ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。
弊社ホームページに「IT重説対応可能」と書いたところ、「IT重説ってなんですか?」というご質問をいただきましたので、ご説明したいと思います。
まず、重説というのは重要事項説明のことです。
これは、不動産の契約の前に、トラブルを防ぎ、買主や借主に不利益を被らせないために、不動産の現況について、宅地建物取引士が、買主や借主に対して説明を行うことです。
物件の内容に関することや取引の条件に関することなど、内容は多岐にわたります。最近では、ハザードマップを用いた水害リスクの説明が義務化されたりと、説明する内容も時代に合わせて変化しています。
一般的に重説は、契約日に契約の前に行われることが多いと思います。
写真付きの免許証のようなカード(宅地建物取引士証)を机の上に出して、長時間、何やら書類の説明されたことはありませんか?
中には、全文をそのまま音読(!?)する強者もいるそうですが、それを聞いてる方は苦痛ですよね。私は、なるべく分かりやすい説明を心がけています。以前、お客様に「初めて重説って何をいっているのか理解しました!」と嬉しいお言葉をいただいたことも。
この重要事項説明ですが、以前は対面で行わなければならなかったのですが、いくつかの条件を満たせば、オンラインでも可能になりました。それが、この「IT重説」です。
賃貸契約については平成29年10月よりIT重説が認められるようになっており、令和3年4月からは売買契約についても認められるようになりました。
不動産の契約となると、売主、買主、それぞれのご家族、売主側仲介業者、買主側仲介業者と多くの人が1カ所に集まる場合があります。昨今のコロナ禍では、それが心配な方もいらっしゃると思いますので、選択肢が増えたことは良かったと思います。
また皆さんも、在宅勤務でオンライン会議などの機会も増えたと思いますので、IT重説に対する抵抗がなくなってきたのかなと思います。
むしろ不動産業界の方が色々と遅れているので、私たちの方がついていくのに大変です。(今だにやり取りのメインはFAXですから…)
IT重説のご希望がございましたら、お申し付け下さいね!
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