ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。
息子から「リボ払いってなんであかんの?」と質問されました。まだ高校生なので、クレジットカードは持っていないのですが、学校の先生が「リボ払いはあかん」と言っていたそうで、疑問に思ったようです。
クレジットカードのリボ払い(リボルビング払い)というのは、利用金額や利用件数にかかわらず、毎月の支払金額が一定になる支払い方法です。毎月の支払い金額は自分で設定することができます。つい使いすぎてしまったり、大きな出費があった月でも支払額を抑えられることがメリットと言われます。
よく似た支払い方法に分割払いもありますが、こちらはカード利用時にあらかじめ支払い回数を決めて支払う方法です。
そして、リボ払いがダメな最大の理由は利息の高さです。クレジットカードにもよりますが、およそ年利15%前後(!)の利息がかかります。年利15%というのがピンとこない方もいらっしゃるかも知れませんが(息子もそうでした)、銀行の普通預金の金利が0.001%、ちょっといい定期預金でも0.2%程度です。世界株のインデックス投資で年利4〜6%程度、不動産投資でも10%あれば上出来と言われます。年利15%というのは、いかに高いかイメージがわきますでしょうか。
また、残高がいくらあるのかを意識しづらいところも問題です。毎月一定金額を支払うだけでいいので、つい気軽に利用してしまい、残高が膨らみ、支払いが長期化してしまうことも考えられます。もちろん、残高が多ければ多いほど、支払いが長期になればなるほど利息は増えてきます。毎月の支払額を少額に設定し、長期的に利用していると、支払額のほとんどが利息の返済になっているということになってしまうかも知れません。
リボ払いについて質問してきた息子にも簡単に説明しましたが「ふーん」という反応でした。年利という感覚がまだピンときていない様子です。それでも、こんな風に、日頃の会話から息子のマネーリテラシーを高める作戦を実行中です。
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