ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。
中古マンションを購入する時は、室内の見学が欠かせませんよね。新築だと傷や汚れもないはずですし、設備も新品で保証も付いています。けれど、中古の住宅は、同じマンションであっても、それぞれ室内の状態は全く違いますので、室内を確認することはとても重要です。
通常、中古の住宅の室内を見学する場合、次の2つのケースがあります。
①所有者が居住中のケース
②空き家のケース
まず、①のケースは、売主さん立会いのもと見学をします。たまに売主さんが気を利かせて、見学の間だけ外出してくれる場合もありますが、基本的には売主さん立会いです。
売主さんとお会いするので、住環境など気になる点を直接聞くことができますし、実際にお住まいになっているので、家具の配置など生活イメージを持ちやすいところが良い点です。ただし、売主さんの目があるので、気を使ってしまい、収納の奥など細かいところまで、ゆっくり見れないことがあるかも知れません。
もしも、直接売主さんには聞きづらいことがあったり、「クローゼットを開けて中まで見たい」なんていう場合は、遠慮せずに仲介の担当者に言ってくださいね。代わりに言ってくれます。
※ちなみに、借主が居住中の物件(オーナーチェンジ)は、投資用物件となり、基本的に室内を見ることはできません。オーナーチェンジ物件について詳しくは、また別の記事にします。
そして、②のケースは、仲介会社立会いのもと見学をします。仲介会社が鍵を預かっていることが多いです。
売主さんの目がないので、比較的自由にゆっくりと見ることができます。家具や荷物などは、そのまま置いてある場合もありますし、片付いている場合もあります。このままは住めないような状態でリフォームが必要な場合もありますが、売主が業者の場合などはリフォーム済みのこともあり、室内の状態は様々です。
また、②のケースで、リフォーム済みであったり、室内の状態が良い場合には、オープンハウスをすることがあります。
オープンハウスというのは、一定の期間(土日などが多い)、予約なしで自由に見学できるよう、その名の通り室内を「オープン」にすることです。通りすがりの方でも興味を持った方は、気軽に室内を見学することができます。
余談になりますが、前職では、オープンハウスを何度も経験しましたが、あまりいい思い出はありません。オープンハウスは空き家なので、電気が通っていないことも多く、そもそもエアコンや暖房器具もない(使えない)場合が多いので、夏は暑いし、冬は寒いんです。しかも一人だとトイレも行けないので大変です。それでも、まだお客さんが来てくれたらいいのですが、誰も来てくれないと本当に辛い時間です。
建築会社に勤めていた私の知り合いも、何もない更地にテントを張ってオープンハウス(ハウスとは言わないのでしょうか?現地見学会かな?)をしたことがあるそうで、夏と冬はキツかったと言っていました。テントは・・・かなり辛そうです。
今回は、中古マンションの見学の方法についてご説明しました。色んなパターンがありますが、物件資料にも「居住中」や「空室」、「リフォーム履歴」などの記載がありますので、よーく確認してみてくださいね。
中古マンションは、同じマンションの同じ間取りであっても、室内の状態によって価格が全く違うことはよくあります。フルリフォームをするとなると、数百万円、またはそれ以上かかることもありますので、単純に物件の価格だけで判断しないようにしてくださいね。
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