戸建不動産投資

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

以前、戸建賃貸の記事でも書いたのですが、最近は築年数の古い一戸建てをリフォームをして貸し出す、戸建不動産投資が人気があります。今日は、戸建不動産投資について、思うところを書いてみたいと思います。

戸建不動産投資は、現金で購入できるくらいの、手を出しやすい価格帯の物件も多いので、最初から大金を注ぎ込むのはちょっと…というような初心者さんにも人気があるようです。人気とともに価格も上昇傾向にあるような気がします。

築古の物件を見るときのポイントは、建替えは可能かなど、何点かあるのですが、そのひとつはリフォーム費用でしょうか。室内の状態によってはかなり手を入れないといけないことがありますので、しっかりと見積もっておかないと後で後悔することになります。いくら物件価格が安かったとしても、リフォーム費用がそれ以上にかかっていたら意味がありません。物件価格はリフォーム代込みで考えてくださいね。

また、パッと見の印象で、室内がボロボロだと、そちらに目を奪われがちになりますが、壁や床などは比較的安価に張り替えられます。それよりも、キッチンやお風呂などの水回りの設備を交換するとなると、かなりの出費になるので、水回りが使えるかどうかは要チェックです。あとは雨漏りをしていたり、建物が傾いていたりすると、ご想像通り、お金がかかります。

リフォーム業者さんの話によると、木造の戸建の良いところは、トラブルがあっても工事がしやすい点だそうです。以前、鉄筋コンクリート造のマンションで、床下の配管から水漏れが起きた時、古いマンションだったため、配管がコンクリートに埋まっており、漏水箇所を特定、補修するのがとても難しかったという現場を経験したことがあります。

床下の配管がどうなっているかまでは、購入時には分からないことが多いので、この事件以降、築年数の古すぎるマンションはリスクが高いと思うようになりました。

戸建は空室の場合でも、かかる経費が固定資産税くらいと少ないのもいいですね。同じくらいの価格帯の区分マンションもありますが、区分マンションの場合は、固定資産税に加えて管理費や修繕積立金が毎月かかるので、空室期間が長期間続くと、ちょっとしたプレッシャーになります。

また、特に大阪では、戸建の賃貸は圧倒的に数が少ないので、入居者を募集する際も競争力があると感じます。

戸建不動産投資って面白そう、やってみたいと思われた方は、まず本を100冊読んでくださいね。(これは私が以前勤めていた会社の社長に言われたことです。)くれぐれも悪い業者に騙されませんように…(投資の世界は怖いです)

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