中古マンション購入時の費用についてご説明します!

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

中古マンションを購入する際の費用について、詳しくご存知でしょうか?
マンションの物件代金以外にも意外とお金がかかります。「最近は頭金なしのフルローンで全額借りられるのでしょう?」という声も聞きますが、フルローンでも諸費用もありますし、ある程度の資金は必要です。マンションの購入を検討する前に、どんな費用がかかるのか、あらかじめ知っておいてくださいね。

売買代金

契約時に手付金(売買代金の1割程度)を支払い、決済時に残代金を支払います。
住宅ローンを利用する場合は、決済時に融資が実行されますので、フルローンを組まれる場合であっても手付金は先に必要となります。このことを誤解されている方が時々いらっしゃいますので、強調しておきたいと思います。

諸費用

マンションの物件代金以外にも次のような諸費用がかかります。諸費用の目安は、売買代金の8〜10%と言われています。

・印紙代
 売買契約書に貼付します。

・登記費用
 登録免許税と司法書士への報酬です。

・不動産取得税
 マイホームの場合は軽減が受けられることもあります。3〜4ヶ月後の忘れた頃に通知が来るので要注意。

・仲介手数料
 仲介会社へ支払う手数料です。契約時と決済時の2回に分けて支払うことが多いです。上限は物件価格の3%+6万円+消費税です。(弊社はその半額です!)

・固定資産税等清算金
 固定資産税と都市計画税の金額を引渡日で売主と買主で清算します。

・管理費等清算金
 管理費や修繕積立金などの管理組合へ支払う費用も引渡日で清算します。

・住宅ローン費用
 住宅ローンを利用する場合は、融資手数料、保証料、印紙代などがかかります。

・火災保険料

・引越代 など


一般的に、住宅ローンを組む時に自己資金として入れるお金のことを「頭金」といいますが、不動産業者は「頭金」という言葉をあまり使いません。お客さんの中には、諸費用を含めた自分で出せる全てのお金という意味合いで「頭金」という言葉を使われる方もいらっしゃいますし、また、契約時に支払う手付金とも混同されそうで、ややこしいからではないかと思います。

また、FP的な視点で申し上げると、住宅ローンを借りられる場合、少なくとも「物件価格の1割+諸費用(=2割)」程度は、あらかじめご用意いただきたいです。
住宅ローンは何十年もかけて返済していくものです。それぞれご事情は違うと思いますが、2割程度の貯蓄ができていない状況で住宅購入をするのは危険ではないかと(個人的には)思っています。
(恐らくこんなことは不動産屋は言わないと思うので、思い切って言ってみました。)

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