起業・会社設立のあれこれ①

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

弊社は株式会社なのですが、起業や会社設立について、興味のある方もいらっしゃると思いますので、具体的な手続きや大変だったことなど、私のケースを中心にまとめてみたいと思います。

ご参考までに、私の開業スケジュールはこんな感じでした。

3月初旬  事務所の内見
4月初旬  事務所の契約開始
5月末   会社を退職
6月中旬  法人設立、1週間ほどで登記完了、税務署等へ届出、銀行口座開設
6月下旬  融資面談
8月上旬  営業開始、社会保険手続き

※法人を設立してから、営業開始まで時間がかかっているのは、宅建業の免許申請の手続きをしていたためです。宅建業の免許申請については、また別の記事にします。

個人事業?法人設立?

まず、起業といっても個人事業で始めるのか、法人を設立するのか、法人といっても株式会社だけでなく、合同会社という方法もあります。合同会社の方が、設立費用は安く済みます。

私の場合は、不動産屋は信頼が大切だと思ったので、株式会社にしました。将来的には銀行から借り入れをしたいとも思っていますし、法人の方がいいだろう…と。合同会社は少しだけ悩みましたが、株式会社でも登記費用を安くする方法を色々知りましたので、最終的に株式会社にしました。

自宅開業?事務所を借りる?

もちろん自宅でも開業は可能です。個人事業なら税務署に開業届を出すだけですが、法人登記をすると住所が公開されます。自宅開業の場合は、ご注意くださいね。登記されると、その情報を調べて会計事務所やコンサル(?)会社などから営業DMがたくさん来ます。

自宅が賃貸の場合に開業する場合は、契約違反になる場合もありますので、契約書をよくチェックしてくださいね。また、契約違反にはならなくても、消費税がかかる場合がありますので、管理会社などに要確認です。(居住用物件は非課税ですが、事業用物件は課税対象となります。)

また、分譲マンションの場合は、管理規約で事務所使用は不可と定められている場合もあります。こちらも管理規約をチェックしましょう。

もしも、自宅開業が難しい場合は、最近は、登記も可能で安く借りられるシェアオフィスもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

私の場合、宅建業の許可を得るには、事務所の写真や間取り図などを提出する必要があり、規定も細かくあるので、自宅開業は最初から諦めていました。自宅はマンションで広くないですし、住所が公開されるのも嫌だったので、おとなしく事務所を借りるつもりでした。

実は、会社に退職の意思を伝える前に事務所を申込みました。たまたま仕事中に資料を見かけて、自分にとってこれ以上の条件はないと思ったので、内見して即決したのですが、そのおかげでカラ家賃を2ヶ月ほど払うはめになってしまいました…。とはいえ、不動産は縁だと思っているので、仕方がないと思っています。

次回に続きます。

マンション購入から賃貸のちょっとした疑問や質問から、住まいにかかるお金のご相談やライフプラン診断、具体的な住まいのご提案まで、お気軽にこちらからお問合せください。