ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。
管理会社に勤める友人と情報交換をした時に、「賃貸マンションのどこを見るか?」という話になり、マンション探しの際のヒントになるかもと思ったのでお伝えします。
結論からお伝えすると、分譲マンションも賃貸マンションも答えは同じで、「管理状況を見る」です。普通の答えでごめんなさい。でもプロでもそうなんです。
よく「マンションは管理を買え」と言われるので、分譲マンションを購入される場合は、きちんとチェックされるのではないかと思います。けれど、賃貸の場合はどうでしょうか?管理の状況までチェックされない方もいらっしゃる気がします。
賃貸マンションの場合、具体的には、共用部の電球が切れていないか、廊下や階段は清掃されているか、ゴミ庫や駐輪場は荒れていないか、などをチェックします。
管理会社の管理が行き届いていないのか、オーナーが費用を削減しているのか、理由までは分かりませんが、どちらにしても、共用部が荒れているマンションは、防犯的にも気になりますし、住む環境としても気持ちの良いものではありません。その上、そのようなマンションの場合、居住中に何かトラブルがあった時に、オーナーや管理会社に速やかに対応していただけるのか不安が残ります。
法務局で謄本を取得すると、所有者は誰か、短期間で所有者がコロコロが変わっていないかなど色々分かります。ただ、賃貸で最初からそこまで調べるのは、現実的ではないかも知れません。仲介会社も案内の時点では、そこまでの情報は持っていないことが多いので、確認しても分からない可能性もあります。気になる方は、申込時に確認してみてください。
私も以前、飲食店をしていた時に入居していたビルで下水の逆流(‼︎)が起きたことがあるのですが、オーナーが管理会社への支払いを滞っており、対応していただけなかったという事件がありました。ちなみにその物件は、その後競売にかけられました。銀行への支払いも滞っていたのですね。リーマンショックの頃でしたが、オーナーが4〜5回変わったと記憶しています。
分譲マンションを購入する場合も管理が重要です。築年数の新しいマンションだと、そうでもないですが、古いマンションだと、ものすごく管理状況に差が出ます。分譲マンションの場合は、他にもチェックすべきところがありますので、それは、また別の記事でお伝えします。
「賃貸マンションのどこを見るか?」の答えは、「管理状況を見る」でした。
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