ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。
先日、ご依頼を受けた不動産の登記情報を確認するために、いつものように「登記情報提供サービス」を利用しようとしたら、情報が出てこない・・・ということがあり、焦りました。
登記情報提供サービスというのは、登記所が保有する登記情報をインターネットを利用して確認できるサービスです。日頃から登記情報を確認する機会が多い不動産屋にとっては、わざわざ法務局へ行く必要がないので、とても便利なサービスです。
ちなみに、この登記情報は誰でも見ることができます。
例えば「この不動産は誰のものだろう?」と気になった場合は、法務局に行って「登記簿謄本(登記事項証明書)」を取得すれば、その土地や建物の所在、面積、所有者の名前・住所から抵当権などの権利関係まで分かります。登記簿謄本を取るのに、証明書などは何も必要なく、手数料(600円)を支払えば誰でも取得できるのです。
話を戻します。ご依頼を受けた不動産の登記情報が出てこないので、おかしいなあと思って、色々調べてみると、その不動産は借地上の建物だったのですが、地番が今は存在しない昔の住所になっていました。
どうやら、コンピューター化されていない登記情報だったようです。コンピューター化されていない登記情報のことを「改製不適合物件」と言うそうです。管轄の法務局に、昔の紙の登記簿のまま残っているそうです。
実際に法務局に行って詳しく聞いてみると、対象の物件は旧住所のままで登記されており、借地上の建物だったので、コンピューター化された時に抜け落ちてしまったとのこと。そんなケースもあるんですね。とても勉強になりました。
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