不動産屋とFP 住宅ローン提案の違い②

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

前回の記事で、「住宅ローンをいくら借りるか?」について考える時に、大まかに3つのパターンがあるとお伝えしました。今回はその続き、③ライフプランから考える、からとなります。

①現在の家賃から考える
②返済比率から考える
③ライフプランから考える

③ライフプランから考える

不動産屋は家を売りたいですし、金融機関はお金を貸したいので「いくらまで借りられるか?」という視点で、住宅ローンの提案をします。それが②の考え方です。

けれど、同じ会社で働く同じ年収の人の場合、住宅ローンを「借りられる金額」は同じでも、「返せる金額」もっというと「住宅にかける費用」というのは、その人のライフスタイルや価値観によって違うはずですよね。家族の状況、子どもの有無、教育費についての考え方、老後のプラン、その他諸々によって、住宅に対する考え方もかける費用も、全く違うはずです。

それなのに多くの人が「住宅ローンをいくら借りられるか?」というところから、家探しがスタートしてしまい、そのまま決めてしまっていることに違和感を感じています。そのため、私は「ライフプランから考えましょう」と提案しています。

「改めて言われなくても分かっているよ!」と思われるかもしれませんが、家は人生で最も高額な買い物で、この先、何十年もの間、住宅ローンを返済し続ける必要があります。今は低金利時代と言われていますが、この先のことは分かりません。以前、40年以上前のマンションの販売チラシに、住宅ローン金利が6%!と書いてあったものを見たことがあり、ビックリしたこともあります。

話がそれましたが、住宅ローンをライフプランから考えるというのは、将来の収入と支出を計画・予測して、住宅にどのくらい費用をかけるのかを「逆算」する考え方です。

ちゃんとしたFPに相談をした場合は、この考え方に基づいて提案していると思います。(逆に、ライフプランに基づいた提案をしないFPの話は無視して大丈夫です。資格だけのFPも大勢います。)

「じゃあ、ライフプランから考えるって?具体的にはどうやるの?」って思いますよね?
それについては、次回の記事で詳しくお伝えしたいと思います。

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