不動産にかかる消費税について

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

2023年10月からインボイス制度が始まりますね。弊社は今年立ち上げたばかりで、まだ先の見通しがたっていないのですが、やはり気になっています。
せっかくなので、今日は不動産にかかる消費税について書いてみたいと思います。

不動産売買の消費税

時々、購入希望のお客様から「価格は税込みですか?」というご質問を受けることがあります。

とっても簡単にご説明すると、まず、土地は非課税です。土地だけの売買の場合は課税されません。また、マンションや一戸建などの場合も、建物の敷地である土地には課税されません。

建物部分については、売主が一般の個人の方である場合には課税されませんが、売主が課税業者であれば課税されます。つまり、売主が業者である新築マンションや、中古マンションでも事業者(※不動産業者に限らない)が売主の物件は、建物に消費税がかかります。ただし、基本的に物件価格は税込み表示になっています。

以前、他の不動産業者さんから物件の確認の電話で、次のようなやり取りがありました。

業者 「この物件価格は税込みですか?」
私  「個人の方が売主なので消費税はかかりませんよ。」
業者 「・・・税込みってことですか?」
私  「いいえ、売主が個人なので消費税はかかりません・・・」
業者 「税込みですね!ガチャン」(電話切られた…)

大手の不動産会社を名乗っておられましたが、消費税のこと大丈夫かな?と心配になりました。このように、不動産屋に勤めている人でも時々こんな勘違い(?)があるのです。新人さんかアルバイトさんだったのでしょうね。

不動産賃貸の消費税

賃貸の場合は、居住用の物件は非課税ですが、オフィスや店舗などの事業用の物件には消費税がかかります。また、土地は非課税ですが、駐車場などの場合は課税されます。(詳しくはこちら


その他には、仲介手数料などにも消費税はかかります。不動産にかかる消費税は、ややこしいですよね。私も最初の頃は???でした。もしも、不明な点や分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください!

インボイス制度については・・・もう少し調べて、考えてみます。

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