マンション所有時と売却時の費用について

ファイナンシャルプランナーの不動産屋 NOBLE企画です。

「毎月の返済額が、今の家賃と同じくらいの金額なら、住宅ローンを組んでも大丈夫」と安易に考えて、マンションの購入を検討していませんか?賃貸と違って、購入すると所有している間、住宅ローンの返済以外にも様々な費用がかかります。
また、売却時にもかかる費用があります。所有年数によって税金が変わってくる場合もありますので、一通りの知識は持っておくことをおススメします。

所有時にかかる費用

・住宅ローンの返済
 =今の家賃だと、下記の費用分トータルの負担は増えます!

・固定資産税・都市計画税
 毎年4〜5月頃に、自治体から納付書が送られてきます。

・管理費・修繕積立金等
 毎月、管理組合に支払います。修繕積立金についてはこちらの記事で詳しく書いています。

・火災保険料(地震保険)
 賃貸では家財のみですが、建物と家財の両方に加入することになります。

・室内のリフォーム費用
 マンションの場合、共用部は修繕積立金で大規模修繕を行いますが、室内の修繕は自分でしなければなりません。概ね10〜15年程度で設備なども壊れてきます。購入時に中古物件だった場合は、もっと早くリフォーム時期を迎えるかもしれません。いずれにしても、計画的な準備が必要です。

売却時にかかる費用

・印紙代
 売買契約書に貼付します。

・登記費用
 登録免許税、司法書士への報酬です。

・仲介手数料
 仲介会社へ支払う手数料です。契約時と決済時の2回に分けて支払うことが多いです。上限は物件価格の3%+6万円+消費税です。

・譲渡所得税(住民税)
 不動産を売却して利益が出た場合は、所得税と住民税がかかります。所有期間が5年以下か、5年を超えているかで税率が違います。マイホームを売却する場合はいくつか特例があり、利益が3000万円以下の場合は課税されません。(詳しくはこちら

・ハウスクリーニング代、引越し費用 など

先日は、中古マンション購入時の費用についての記事を書きましたので、今回は所有時と売却時の費用についてまとめてみました。税金などの制度は変更になる可能性もありますし、細かいところまで理解する必要はないと思いますが、マンションという高額な買い物をするのであれば、頭の片隅に留めておいてほしいなと思います。

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